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頭痛

あなたの頭痛はどのタイプでしょうか

若年〜中年層と、特に働き盛りの年代で、頭痛に悩まされている方が多くなっています。
あなたも、頭の締め付けられるような痛みや、こめかみのズキズキとした痛みなどにお困りではありませんか?

脳腫瘍やくも膜下出血といった病気がみられない慢性的な頭痛は、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つの種類がおもにあります。
タイプによって対処法や予防法が変わってくるため、まずはあなたの頭痛の種類を知ることから始めましょう。

ここでは頭痛の種類別の原因・症状・ケアの方法をわかりやすくまとめてあります。

目次

頭痛の方によくあるお悩み

  • 疲れがたまると、頭痛がしてくる
  • 頭痛で仕事に支障が出てくる
  • めまいや耳鳴りがすることがある
  • 頭が痛くなる原因がよく分からない
  • 頭痛を抑えたいがあまり薬には頼りたくない
  • 毎日決まった時間帯に激しい痛みが起こる

慢性的な頭痛は3つの種類に
分けることができます

緊張型頭痛の原因と症状

慢性頭痛の中で、もっとも患者数が多いタイプが「緊張型頭痛」です。
ストレスとの関連が強く、働き盛りの年代での発症が多いといわれています。

●緊張型頭痛の原因

首や肩まわりの緊張が、緊張型頭痛のおもな原因に考えられています。
首の後ろ側後頭部の筋肉が硬くなり、神経が圧迫されることで、痛みが誘発されやすくなります。
また、血管の圧迫による頭部への血行不良も、緊張型頭痛を起こす原因といえるでしょう。

筋肉が硬くなったり、血行が悪くなったりするのは、以下の要因が挙げられます。

・腰の筋力不足

加齢運動不足で腰の筋力が低下すると、姿勢が前屈みになる傾向にあります。
前側に傾いた頭部を支えるために、首や肩まわりの筋肉に負荷がかかり、緊張につながってしまいます。

・ストレス

人はストレスを感じると、交感神経が優位に働きやすくなります。
交感神経の働きで血管が収縮し、首まわりや頭部の血行不良を起こす場合があります。

・ふくらはぎの冷え

頭は冷えて、下半身が温まっている「頭寒足熱」で、副交感神経の働きが高まるといわれています。
しかし現代人は、服装や生活習慣の影響で頭寒足熱とは逆になっていることが多く、血行が悪化しやすい傾向にあります。

●緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛は、後頭部や頭全体が締め付けられるように痛むことが特徴です。
また頭痛とともに、以下のような症状を引き起こす場合もあります。

・首や肩のこりがともなう
・目の奥が痛む
・めまい、吐き気がともなう
・耳鳴り(首の硬さと連動していることが多い)

片頭痛の原因と症状

片頭痛は、若い女性に多いタイプになります。

●片頭痛の原因

片頭痛のはっきりとしたメカニズムはわかっていません。
しかし日常生活において、以下の要因で片頭痛が起こると考えられています。

・気圧

気圧が下がるタイミングで、片頭痛が生じやすくなっています。
内耳にあるセンサーが気圧の変化に過剰反応し、そのストレスによって片頭痛が起こるといわれています。

・季節的な要因

「急に暖かくなった」「急に寒くなった」など身体的なストレスで自律神経のバランスが崩れ、片頭痛が引き起こされる場合があります。

・ホルモンバランス

月経前後更年期など、ホルモンバランスが崩れるタイミングで片頭痛が起こりやすくなります。
上記の時期では、エストロゲンが急激に減少します。
すると、神経伝達物質のバランスが崩れたり血管が急激に拡張して周辺の神経を刺激したりすることで、頭痛が起こると考えられています。

・ふくらはぎの冷え

頭が冷えて、足は温まっている「頭寒足熱」の状態が理想とされています。
しかし、服装やエアコンなどの影響で足が冷えると頭寒足熱とは反対の状態になるため、自律神経の乱れを起こしやすくなります。

●片頭痛の症状・特徴

片頭痛は、片側のこめかみに生じる拍動性の痛み(ズキズキとした痛み)が特徴です。
また痛みとともに、以下のような症状を引き起こすケースもあります。

・閃輝暗点と呼ばれる前兆がみられる場合がある
※閃輝暗点とは、視界にギザギザとした光が突然あらわれる症状です。
・室内から屋外へ出たときなど、光の刺激で出る方もいる
・両側に痛みが起きる場合もある
・吐き気や嘔吐をともなう場合もある

群発頭痛の原因と症状

群発頭痛は、若い男性に発症するケースが多くなっています。
3つの頭痛の中で、もっとも激しい痛みをともなうといわれています。

●群発頭痛の原因

群発頭痛のはっきりとしたメカニズムはわかっていません。
しかし日常生活において、以下の要因で群発頭痛が生じると考えられています。

・アルコールの摂取

群発頭痛が起こる「群発期」にお酒を飲むと、痛みが引き起こされやすくなります。
理由は明確ではありませんが、アルコールの作用で目の奥の血管が拡張し、周辺の神経が刺激されることが考えられています。

・ふくらはぎの冷え

頭が冷えて、足は温まっている「頭寒足熱」が理想とされています。
しかし、ふくらはぎを冷やしてしまうと頭寒足熱とは反対の状態になるため、自律神経の乱れから頭痛を引き起こしやすくなります。

●群発頭痛の症状・特徴

片方の目の奥に生じる激しい痛みが、群発頭痛のおもな症状になります。
拍動性のズキズキとした痛みがあり、周りの神経をより圧迫してしまう場合もあります。

日中夕方〜夜間に症状が悪化することが多いです。
また、入浴や運動などで身体の血行が良くなると、痛みがひどくなる傾向にあります。

タイプに合わせた頭痛の改善・予防法

緊張型頭痛の対処法と予防法

緊張型頭痛には、以下のようなケアが有効とされています。

●対処法

・身体を温める

蒸しタオルやホットパックなどを当てて、背中まわりを温めましょう。
温めることで筋肉の緊張がゆるまり、頭部への血行も回復していきます。

また、緊張が強くなっている場合は、湯船に浸かった入浴もおすすめです。
40度前後のぬるめのお湯に、15分を目安にゆっくり浸かるようにしましょう。
入浴時に首まわりをさするようにすると、より首の緊張がほぐれやすくなります。

・ストレッチ

首や肩まわりの筋肉を重点的にストレッチしましょう。

「頭を前方に倒し、後頭部を上から軽く押す」
「円柱状に丸めたバスタオルの上に仰向けに寝て、胸を広げるようにする」

上記のようなストレッチ方法が挙げられます。

筋肉は強い刺激を与えると、防御反応として縮もうとする性質があります。
そのため、伸ばすのは気持ちよく感じる程度の角度までにして、無理に伸ばそうとしないように気をつけましょう。

・アキレス腱のストレッチ

ふくらはぎの血行を良くするため、アキレス腱を伸ばすストレッチを行いましょう。

●予防法

筋肉の緊張や血行不良を起こさないよう、対処法でご紹介した内容は普段から継続するようにしてください。
また、緊張型頭痛を予防するには、正しい姿勢を意識しましょう。

猫背になっていると、前方に傾いた頭部を支えるために、首や肩まわりの筋肉がこわばっていきます。
デスクワーク時はもちろんのこと、歩行時にも胸を張って背中が丸まらないように意識してください。

片頭痛の対処法と予防法

こめかみがズキズキと痛む場合は、以下のようなケアが有効とされています。

●対処法

・安静にする

片頭痛は身体を動かすと、痛みが悪化する場合があります。
また光や音、匂いといった刺激にも敏感になりやすいため、痛みのあるときは静かな部屋で安静にするようにしてください。

・患部を冷やす

痛みのある箇所を冷やすと、症状が緩和しやすくなります。
氷水では冷やしすぎになる場合があるため、濡れタオルを当てるようにしましょう。

また片頭痛は、身体を温めると痛みが強まる可能性があります。
そのため、痛みがあるタイミングでは、お風呂はシャワーで済ますことをおすすめしています。

・コーヒーを飲む

軽い片頭痛であれば、コーヒーなどカフェインを摂取することで、痛みが緩和する場合があります。

●予防法

・生活リズムを整える

不規則な生活はストレスとなり、自律神経のバランスを崩してしまう場合があります。
寝る時間と起きる時間はなるべく一定にして、生活リズムを整えましょう。

朝に日光を浴び朝食をきちんと食べるようにすると、体内時計を整えやすくなります。
また、寝不足も片頭痛の原因になるため、毎日6〜8時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。

・オンオフの切り替えをきちんと行う

ストレスを溜めていると、自律神経のバランスを乱しやすくなります。
休日はしっかりと休むようにして、オンオフの切り替えをはっきりとさせましょう。

群発頭痛の対処法と予防法

目の奥に激痛が走る群発頭痛には、以下のようなケアが有効とされています。

●対処法・予防法

・医療機関に行く

群発頭痛の痛みは非常に激しく、日常生活の支障にもなってしまいます。
市販薬では痛みを抑えることはむずかしいため、群発頭痛が疑われる場合は速やかに医療機関にご相談ください。

・生活リズムを整える

体内時計の乱れによって、群発頭痛が誘発される場合があります。
夜更かしは避けて、毎日規則正しい生活を心がけましょう。
生活リズムを整え、痛みが出るタイミングを一定にしておくと、薬による対処も行いやすくなります。

・禁酒

アルコールの作用で血管を拡張させると、群発頭痛を誘発してしまいます。
特に群発期には、お酒を控えるようにしましょう。

・禁煙

タバコも群発頭痛の原因に考えられています。
群発期はもちろんのこと、喫煙を控えるようにしましょう。

・過度な運動は控える

運動や入浴は、血管を拡張させる要因になります。
群発期では、激しい運動やサウナ、湯船に浸かった入浴はなるべく控えるようにしてください。

・皮内鍼などを購入していただき、つけてもらう

群発頭痛は経穴(ツボ)への刺激が有効とされています。
当院の施術では、ツボ部分に短くて細い鍼を貼り付ける「皮内鍼」を購入していただき、つけてもらう場合があります。

GOコンディショニングLab.
はり灸・接骨療院の
【頭痛】
アプローチ法

当院では、特に緊張型頭痛に対してのアプローチが得意としています。

パソコンやスマホによる不良姿勢で血行不良となっている頭部肩まわりの筋肉にアプローチすることで改善が見込めます。
ただ、それを起こしている部分が骨盤のゆがみであったり冷えの可能性もあります。
女性の場合は特にふくらはぎの冷えや硬さで頭痛を起こしていることも考えられます。
そのため、当院では骨盤矯正を含む全身の施術をしてトータルで改善を目指します。

肩甲骨周囲や眼精疲労による頭痛がある場合は、による施術でアプローチを行います。
予防として姿勢矯正をしていくことで、再発を防ぎます。

著者 Writer

著者画像
シミズ ゴウ
清水 剛
■所有資格
・鍼灸師
・柔道整復師
・心肺蘇生上級救命者
・JATI-ATI(トレーニング指導者)
・パーソナルトレーナー
・介護予防機能訓練指導員

■出身
東京都

■トレーナー・施術経歴
・プロ野球シーズン帯同トレーナー
・プロ野球選手自主トレ帯同
・劇団四季常駐トレーナー、全国ツアー帯同
・その他劇団トレーナー兼務
・甲子園出場高校トレーナー帯同
・高校アメリカンフットボールトレーナー帯同
・演歌歌手全国旅回りトレーナー帯同
・アーティスト東京ドームライブ帯同
・リオデジャネイロ・東京オリンピックロードレース出場選手施術
・ドラマ出演女優施術
・舞台俳優施術
・元プロ野球選手多数施術
・女子ソフトボール選手施術
・女子プロゴルファー施術

■得意な施術
・スポーツマッサージ
・スポーツ外傷・障害施術
・鍼灸
・骨盤矯正
・トレーニング指導

■ご来院されるお客さまへ一言
心身の健康を一緒に作りましょう!

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