原因の分からない不調には
鍼灸が効果的です
鍼灸といえば「鍼は注射みたいで痛そう」「お灸はヤケドしそう」といった、怖いイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし、施術に使用される鍼は非常に細くなっているため、刺したときの痛みはほとんど感じません。
またお灸は、もぐさと肌との間に隙間があるため、熱くなりすぎる心配も少ないです。
鍼灸は、自律神経の調整に優れた施術方法になります。
そのため、肩こりや腰痛、頭痛といった慢性症状はもちろんのこと、倦怠感、めまい、不眠といった原因のよくわからない症状にも効果を期待できます。
ここでは、鍼灸の仕組みや効果、改善が期待できる症状を分かりやすくまとめてあります。
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目次
鍼灸を受ける方によくあるお悩み
- 筋肉の奥の方にあるコリが取りきれない
- 病気でもないのに、なんとなく身体がだるい
- 坐骨神経痛が慢性化している
- スポーツによる痛みを早くなんとかしたい
- 子どもの夜泣きやおねしょが気になる
- 事故の影響で、首の痛みが残っている
鍼灸はどのような施術なのでしょうか
鍼施術の仕組みや特徴
鍼施術とは、鍼を刺すことでツボを刺激し、身体の不調の改善を目指す施術になります。
2000年以上の歴史がある施術方法で、おもに東洋医学の考え方に基づいて行われています。
●東洋医学について
東洋医学は、東洋(特に中国)で発達した医学のことです。
身体を局所的にみるのではなく、全身の気や血液の流れを観察しながら施術を進めていくことが、東洋医学の大きな特徴です。
当院では、患部に直接アプローチしていく西洋医学と、全身のバランスをみながら施術していく東洋医学の各々のメリットを生かしながら、鍼施術を行っています。
●経絡・経穴
東洋医学では、全身を流れる気血(エネルギー・血液)のバランスが乱れることで、身体のさまざまな不具合が起こると考えられています。
このエネルギーや血液が流れる経路のことを「経絡(けいらく)」と呼んでいます。
全身には12本の経絡があるといわれています。
そして気血の流れが滞りやすい箇所が「経穴(けいけつ)」です。
いわゆる「ツボ」といわれるポイントで、経穴への刺激によって経絡の流れを整えることも可能とされています。
●鍼施術に使用される機材
・使い捨て鍼
当院では、ディスポーサブル鍼と呼ばれる使い捨ての鍼を使用しています。
鍼の先端部分を手で触ったり、他の患者様に刺した鍼を使いまわしたりすることはないため、非常に衛生的です。
また、直径が0.1〜0.3mmと髪の毛と同程度の太さになるため、刺したときの痛みも感じにくくなっています。
・ローラー鍼
ローラー部分にボツボツとした突起のついた施術器具になります。
美顔ローラーのように、肌の上にローラーを転がすことで、刺激を加えていきます。
皮膚を破ることはないため、何歳からでも使用可能です。
小学校低学年の方もローラー鍼を使った施術を行っています。
・パルス鍼、ハイボルト鍼
筋肉のコリが強い方には、刺した鍼にパルスやハイボルト(高電圧の電流)を流す場合もあります。
筋肉に直接電気を通すことで、よりピンポイントに刺激を加えられるようになっています。
鍼に電気を流す施術を、当院では「鍼ボルテージ」と呼んでいます。
・貼る鍼も使用
症状によっては、皮内鍼と呼ばれる貼る鍼を使用するケースもあります。
シールの上に短くて細い鍼がついたもので、院を出た後も継続して経穴を刺激しつづけることが可能となります。
お灸の仕組みや特徴
お灸は、もぐさを燃やした熱によって、経穴を刺激していく施術方法です。
鍼施術と同様に「東洋医学の経絡・経穴の考え方」と「西洋医学の患部へ直接アプローチする考え方」をミックスして施術を進めていきます。
●使用される機材
お灸で使用する「もぐさ」は、よもぎの葉の裏にある綿毛を精製したものです。
もぐさをツボの上に置いて燃やし、温熱の刺激を加えていきます。
・直接灸、間接灸
もぐさを直接肌の上に置いて燃やす方法を「直接灸」と呼びます。
あえてヤケドをつくることで免疫力を高めたり、魚の目を焼き切ったりする目的で使用される場合があります。
しかし現在の鍼灸院では、「熱くなりすぎる」「跡が残ってしまう」といった理由からあまり直接灸は行われていません。
一方、もぐさと皮膚の間に何かものを挟むやり方を「間接灸」といいます。
緩衝材としては、味噌やすりつぶしたニンニク、ショウガなどが使用されていますが、現在では台座の上にもぐさが乗った「台座灸」が一般的です。
鍼灸師が時間を管理し、直接肌に温熱の刺激が加わることはないため、熱くなりすぎたり、ヤケドしたりする心配は少なくなっています。
・灸頭鍼
肩こりや腰痛、股関節の痛みといった慢性症状には、灸頭鍼を行う場合があります。
刺した鍼の上にもぐさを置いて燃やす方法で、鍼施術のツボ刺激と、お灸の温熱刺激を同時に加えることが可能です。
●お灸のメリット
もぐさに含まれる「チネオール」には、鎮痛作用とともに気持ちを落ち着かせる作用があるといわれています。
お灸を燃やした煙にもチネオールは含まれているため、お灸を受けることでリラクゼーション効果も期待できるようになっています。
鍼灸はさまざまな症状に
効果を期待できます
鍼灸に期待できる効果
鍼やお灸の刺激によって、身体には以下のような効果が期待できるといわれています。
●血流改善
鍼の刺入や、お灸を燃やした熱で神経が刺激されると、血管が拡張することが分かっています。
また鍼灸では、皮膚に小さな傷をつける形になるため、その損傷部位を修復しようと血液やリンパの流れが活性化するといわれています。
●筋緊張の緩和
循環が回復し、疲労物質の排出が促されることで、筋肉の緊張がゆるみやすくなります。
特に鍼灸では、手技では行えない、深い箇所のコリや痛みにもアプローチが可能です。
●免疫力・自然治癒力の向上
鍼やお灸による刺激から身体を守るため、白血球の数を増やして免疫力を高める反応が起こるといわれています。
●自律神経の調整
経穴への刺激で血流が改善し、全身の筋肉の緊張もゆるんでいきます。
心身がリラックス状態になると副交感神経の働きが活性化し、自律神経のバランスが整いやすくなります。
日常生活では、ストレスや生活習慣の乱れなどの影響で、交感神経が優位に働きやすい傾向にあります。
●鎮痛効果
鍼灸による経穴への刺激で、エンドルフィンの分泌が増加することが研究で分かっています。
エンドルフィンには、痛みを脳に伝える神経活動を抑えて、鎮痛作用を発揮するといわれています。
また、鍼の刺入やお灸の熱によって血中のエンドルフィン濃度も増加してくるため、鎮痛効果は刺した箇所に限らず全身にも働くと考えられています。
鍼灸で改善が期待できる症状
鍼灸施術を行うことで、具体的には以下のような症状の改善やメリットを期待できます。
●夜泣き
赤ちゃんが夜中に目を突然覚まし、激しく泣きだす状態を夜泣きといいます。
生後半年〜1歳半あたりでよくみられますが、理由はよく分かっていません。
しかし、鍼灸で交感神経の興奮(気持ちの高ぶり)を抑えることで、夜泣きを鎮められる場合があります。
●おねしょ
5歳以上になっても月に一回以上のおねしょが続く場合は、「夜尿症」の可能性があります。
原因は解明されていませんが、鍼灸によって自律神経のバランスを整えることにより、改善が見込める場合があります。
小さなお子様に鍼を刺すことはなく、おもに「ローラー鍼」によって経穴を刺激していきます。
●神経痛
鍼灸による鎮痛作用によって、坐骨神経痛(お尻から下半身の痛み、しびれ)や肋間神経痛(背中から脇腹の痛み)、三叉神経痛(顔まわりの痛み)などの緩和が期待できます。
また坐骨神経痛には、深部の緊張を緩めるために鍼を深く刺す場合もあります。
●四十肩・五十肩
鍼灸によって肩まわりの緊張をゆるめることで、四十肩・五十肩で起こる関節拘縮(可動域制限)の改善を図れます。
鍼を用いることで、手技では届きにくいインナーマッスルまで刺激できます。
また、鍼に電気を流してマッサージを加えると、より筋肉の拘縮が緩和されやすくなります。
●手術後の拘縮
鍼灸によって、手術後に起こる筋肉や関節のこわばりの改善が期待できます。
●交通事故の後遺症
鍼やお灸の刺激で血液・リンパの流れを促すことにより、交通事故時に受けた傷の修復が促されていきます。
また、むちうちによって起こる自律神経の乱れにも、鍼灸は高い効果を期待できます。
●慢性的なスポーツ障害
鍼灸施術を受けることで、スポーツでの使いすぎによって痛めた筋肉や腱といった組織の修復を促進できます。
また、患部周辺の緊張を緩めておくと、再負傷の防止も期待できるでしょう。
よくある質問
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鍼は痛いですか?
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髪の毛より細い鍼を使用するため、ほとんど痛みを感じることはありません。
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鍼はどうして効果があるの?
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鍼をすることで、血管が拡張して筋血流が改善します。
結果的に筋肉が緩み、痛み物質や老廃物が新鮮な血液とともに流れていくためです。
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鍼施術後はどうしたらいい?
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普段よりお水をたくさん飲んでください。
入浴も可能です。
一時的にだるさや眠気の好転反応が出ます。
ゆっくり過ごしてください。
著者 Writer
- シミズ ゴウ
清水 剛 - ■所有資格
・鍼灸師
・柔道整復師
・心肺蘇生上級救命者
・JATI-ATI(トレーニング指導者)
・パーソナルトレーナー
・介護予防機能訓練指導員
■出身
東京都
■トレーナー・施術経歴
・プロ野球シーズン帯同トレーナー
・プロ野球選手自主トレ帯同
・劇団四季常駐トレーナー、全国ツアー帯同
・その他劇団トレーナー兼務
・甲子園出場高校トレーナー帯同
・高校アメリカンフットボールトレーナー帯同
・演歌歌手全国旅回りトレーナー帯同
・アーティスト東京ドームライブ帯同
・リオデジャネイロ・東京オリンピックロードレース出場選手施術
・ドラマ出演女優施術
・舞台俳優施術
・元プロ野球選手多数施術
・女子ソフトボール選手施術
・女子プロゴルファー施術
■得意な施術
・スポーツマッサージ
・スポーツ外傷・障害施術
・鍼灸
・骨盤矯正
・トレーニング指導
■ご来院されるお客さまへ一言
心身の健康を一緒に作りましょう!
施術メニュー
保険施術とは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れが対象となります。
慢性的な症状は対象外です。
当院では、保険施術のみの施術はしておりません。
全身調整を行いながら、患部の電気療法やテーピング療法、運動療法を行います。
当院では慢性症状や婦人科疾患、自律神経の乱れ、めまい、耳鳴り、眼精疲労を鍼灸でアプローチします。
鍼灸施術を行うことで、患部の血行促進がされ筋緊張が緩和していきます。
また、免疫力向上にもつながり病気になりにくい体質へ改善させます。
症状
当院ではトムソンベットという矯正専用のベットを使用し、骨盤矯正を行います。
まずは脚の長さを確認し、骨盤の傾きや股関節の位置を確認します。
ゆがみを確認し、骨盤位置を整えていきます。
骨盤が整うことで、さまざまな症状が改善されます。
当院の産後骨盤矯正は、産後2か月~施術可能です。
産後1ヵ月間は体力回復と安静を優先していただき、産後6ヵ月までの間に受けていただくことをおすすめしています。
ソフトなストレッチも行いながら施術します。
当院は交通事故専門院です。
事故が起きた際の不安や悩みを一つ一つ対応いたします。
提携先の整形外科と連携を取り、通院しながら当院での施術が可能です。
一人で悩まずにご相談ください!
姿勢矯正とはいわゆる猫背矯正が中心です。
ストレッチポールという道具を使いながら、首・肩・背中のストレッチを行い、肩甲骨剥がしも同時に行います。
姿勢を変えることで、肩こりや頭痛も改善しやすくなります。
当院ではリハビリの延長として運動療法を実施しています。
皆様に必要なトレーニングを指導し、再発予防の意識を高めます。
重たい器具などは使わずに、自重トレーニングが中心です。
身体の使い方を覚えることで、運動パフォーマンス向上に繋がります。
当院のご紹介
ABOUT US
GO コンディショニングLab.はり灸・接骨療院
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